興味がある専門分野があって、同じ内容を学ぶのでも短大と専門学校、どっちを選べばいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
結論からお話しすると、
・短大:就職後の活躍を目指して勉強
・専門学校:資格取得を目指して勉強
という選び方ができます。
今回は短大と専門学校の違いや、進路を選ぶ際にどうやって選べばいいかをご紹介します。
目次
短大の特徴について
就職後の活躍を目指す
短大では「就職後の活躍」を目標に資格習得、留学、インターンシップなど、社会人になった際に活躍の幅を広げられるよう様々な経験ができます。
資格を取得するだけでなく、その資格をどう活用するか、
資格にプラスして英語の習得や会計の知識を学ぶなど、
資格を取得しただけではわからない就職後のリアルを見据えた教育が短大の1つの大きな特徴です。
教養科目+専門科目と、履修内容を自分で自由に決められる
短大は「短期大学」なので、4年制大学と同じように履修する授業を自分で自由に決められます。
履修の自由度は大学と同じでありながら、専門学校のように各業界の専門的な授業があるのが短大の特徴です。
専門学校だとその分野のみに特化している、大学だと学びたい専門的な授業がない場合、両方の良い部分を持っている短大を選ぶ人も多いです。
将来の進路変更が可能
短大は専門学校と違い、1つの専門分野に決めて学ぶ必要はありません。
入学時に勉強したいと思った分野について学ぶことはもちろん、学んでいる途中で違う分野に興味を持っても路線変更ができます。
キャンパスは大学に近い施設を持っている
先ほども触れましたが短大は「短期大学」、大学なので、広大な敷地に様々な施設を持っています。
勉強はもちろん、最後の学生生活を送るキャンパスライフを充実させることができます。
専門学校の特徴について
資格習得を目指す
専門学校は入学時に専門分野を決めてその分野の「資格」の取得を目指して勉強をします。
例えば医療事務、美容師、看護師といった資格の取得をしたいのであれば、専門学校は最短で資格取得を目指すことができます。
授業の時間割はすべて学校が決める
資格の取得を目指しているので、受ける授業はどうすれば資格を取れるか、
最短で目指すために履修する授業はすべて学校が決めます。
目指す資格の勉強以外はせずに、その資格の勉強のみを行うので短大に比べて履修の自由度は低めです。
将来の進路変更が難しい
資格取得を目指して受ける授業もすべて決まっているので、
もし、勉強している途中で他のことに興味が出てきても進路変更することはできません。
履修する授業は卒業まで決まっており、資格取得をゴールとしているためです。
入学するときに決めた専門分野以外全く興味がないということであれば良いですが、
ふとしたきっかけで他のことに興味を持つ可能性もゼロではありません。
その場合専門学校だと他の進路に移るためには学校自体を変える必要があります。
短大のように履修内容を変えればいいわけではないので、
- 改めて受験をする必要がある
- 再入学に伴い新たに払うお金が増える
- 働き始めるまでにさらに時間が必要になる
など様々なリスクが出てきてしまいます。
キャンパスは駅前のビルが多い
専門学校はキャンパスライフという考えはなく、駅近くにビルがあってひたすら勉強する「予備校」のような形態をとっている学校が多いです。
短大のようなキャンパスはないので、サークル活動や学園祭といったキャンパスライフを楽しむことは難しいです。
専門学校にもサークル活動や学園祭はありますが、短大よりも規模は小さく学校主導で参加するだけ
の場合がほとんどです。(短大は学生が自主的に進めます)
人生最後の学生生活、勉強だけでなくキャンパスライフを充実させたいということであれば、
専門学校では希望を叶えるのは難しいかもしれません。
短大と専門学校を選ぶ際のポイント
就職後の活躍か資格取得か
同じ専門科目を学べる場合、
- 専門知識、資格に加えて英語や会計など総合的に活躍できるのを目指す
→短大がおすすめ - まずは資格を取って、その資格を使った仕事に就きたい
→専門学校がおすすめ
という選び方ができます。
この違いは就職後の活躍の幅の広さです
短大を卒業した場合は専門知識、資格を持っているのに加え、海外の方と仕事をしたり、
より経営寄りの考え方をしてより上の役職を目指すことができるので会社内での活躍の幅は広がりま
すし、転職も専門領域以外の選択肢ができます。
いわゆる「総合職」としての活躍が可能になります。
一方で専門学校は取得した資格でその資格を使う仕事に就職、
しかしその専門領域の知識以外は持っていないので仕事の幅を広げるためには新たに知識をつける必要がある。
そのため資格を使った「専門職」を目指す、という違いがあります。
そのため、就職時の進路選択として例えると
- 短大:総合職
- 専門学校:専門職
のどちらを目指すか、ということで短大か専門学校かの進路を考えることができます。
学校を卒業した時点では大きな差がない、もしくはより専門的な資格を持っている専門学校卒のほうが強いと思うかもしれませんが、
就職後に活躍の幅を広げる際(昇進や転職など)は大きな差がつきますので、総合職と専門職のどちらを目指すかが短大と専門学校を選ぶ1つの基準になるでしょう。
やりたいことが変わる可能性があるか
専門学校は「資格取得」を目指して授業内容もすべて学校が決めているのでやりたいことの路線変更は難しいです。
一方で短大は自分で授業を自由に組めるので、専攻している分野以外の授業を受けることが授業を組みなおすだけでできます。
そのため、興味がある分野が変わっても路線変更が簡単なので、入学時の専門科目以外にも興味が出るかもしれない場合は短大がおすすめです。
キャンパスライフの重要性
短大、専門学校問わず高校卒業後に進学する場合は人生最後の学生生活となります。
最後の学生生活、勉強だけで良いなら専門学校を選んでも良いでしょう。
しかし、勉強以外の様々な経験を共にした友人は人生においても長い付き合いとなる場合も多いです。
キャンパスライフを充実させたいのであれば学生が主体となって行事を取り仕切る短大がおすすめです。
可能性を広げたいなら短大がおすすめ!
以上、短大と専門学校の違いについてご紹介してきました。
専門分野だけを学びたい、まずは資格を取りたいということであれば専門学校を選べば良いですが、
その先の活躍や将来の選択肢を増やすのであれば短大がおすすめです。
短大は4年制大学よりも就職に強い専門科目を学べ、専門学校よりも教養が身に付きます。
将来の選択肢の広さは大学とも専門学校とも違いますので、進路選びの参考にしてみてくださいね。
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