入試に合格して、進学できることになったけど、家庭の経済状況が厳しく入学金や授業料の支払いがむずかしい・・・という高校生の方もいるのではないでしょうか。
今は奨学金をはじめ経済的な事情を抱えている学生でも進学するための制度が多くあります。
今回は入学金が払えない場合の対策についてご紹介します。
目次
結論:短大の入学金が払えない場合はどうすればいい?
短大の入学金が払えない場合は、日本学生支援機構や進学先の学務課に相談することがとても大切です。
「お金が払えないから進学をあきらめなければいけない」ということはありません。
今は親の収入に関わらず給付が受けられる「給付型奨学金」や条件が比較的優しい貸与型の奨学金もあります。
そのため入学金や学費について困ったらまずは相談することが大切です。
短大の入学金について
短大に入学するときに必要になるお金は、
- 入学金:25~30万
- 授業料(入学時):50万~60万
→半年後に後期の授業料として50~60万
入学した年の1年間で約125~150万円の支払いが必要になります。
※2年生になったら別途授業料などの支払いが必要になります。
短大の入学金が払えない場合の対処法まとめ
給付型の奨学金の利用を考える
短大の入学金が支払えない場合はまず国の給付型の奨学金の利用を検討しましょう。
2025年度からは家庭の収入に関わらず入学金と授業料を全額補助してもらえる可能性があるので、
まずは詳細をチェックして申請を検討してみてはどうでしょうか?
(申請条件は家庭の収入と学ぶ意欲だけですが、申し込む人の状況によって申請が通るかは変わります。)
詳しくはこちら↓
貸与型の奨学金の利用を考える
給付型の奨学金がもらえなかった場合は貸与型の奨学金の利用を考えましょう。
貸与型は短大を卒業後に働きながら奨学金を返済する必要がありますが、給付型よりも借りやすいというメリットがあります。
貸与型には「有利子型」と「無利子型」があり、どちらになるかで返済額が変わります。
(無利子型のほうが条件が厳しく設定されています。)
※日本学生支援機構の奨学金を使う場合は、入学手続きの際は入学金を一時的に立て替え払いする必要があります。(夏ごろを目安に日本学生支援機構より入学金分が振り込まれます)
国や銀行の教育ローンを使う
奨学金を借りるのは難しい、また奨学金だけでは学費をまかなうのは難しい、
ということであれば国や銀行の教育ローンの利用を検討してみましょう。
学校に納付猶予や分納を相談する
学校では経済的に支払いが難しい学生に対して支払い期限を延ばす納付猶予や、
学費の少額に分割して支払う分納に対応してくれることが多いです。
必ず納付猶予や分納をしてもらえるとは限りませんが、
学校は親身になって相談にのってくれますのでまずは学務課に相談してみましょう。
まずは相談!払えなくても進学をあきらめないで!
先ほども書きましたが、入学金や授業料が払えなくても進学をあきらめる必要はありません。
今回ご紹介した対策をまとめると、
- 給付型の奨学金
- 貸与型の奨学金
- 教育ローンの利用
- 納付猶予、分納
などがあります。
今回ご紹介した方法よりもみなさんに合った対策を機関や学校から提案してもらえる場合もあるので、まずは相談することが大切です。
教育ローンとは使用用途を教育関係に限定したローンで、奨学金とは別でお金を借りることができるものになります。
国が用意している教育ローンと、銀行が独自に用意している教育ローンの大きく2種類があります
といった違いがあります。