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短大は頭が悪いはホント?明確に目標を持っている高校生はむしろ短大に進学する!

高校卒業後の進路に短大がいいな、と思っても、

  • 「短大は頭が悪い」
  • 「短大は4大に進学できない人が行く」

など、進学先として良くない印象のキーワードが出てくるのを見たことがあるのではないでしょうか。

 

今回は本当が短大は本当に頭が悪いのか、進学先として良くないのかについて詳しくご紹介します。

短大は頭が悪いから進学するは本当?

結論からお伝えすると、大学と短大、専門学校ではそもそも進学する目的が違うので、一概に頭の良し悪し、偏差値の高い低いだけで判断することは難しいです。

 

  • 大学:学問的に勉強する学校
  • 短大:仕事に役立つ実学的な「スキル」勉強をする学校
  • 専門:仕事に役立つ資格取得のために勉強する学校

 

進学する目的が違えば選ぶ進学先の学校も違います。

そのため、頭がいいから大学、頭が悪いから短大と同じ天秤にかけるのがそもそも違っているのです。

実学と資格の勉強は何が違う?

短大は実学、専門は資格の勉強と、少し似ているような気もしますが、実は勉強する内容は少し違います。

例えば専門学校で保育士の資格を取っても、資格を持っているから仕事ができるとは限りません。

資格を持っていることで保育士の職に就くことはできますが、仕事を円滑に進めるためには、

  • コミュニケーション力
  • 事務スキル
  • マナーやホスピタリティ

など資格の知識以外、「スキル(ビジネススキル)」がないと仕事ができる人、とは言えません。

 

一方で「スキル」があるだけでは保育士の職に就くことはできません。

なので改めてまとめると、

  • 短大:「スキル」を学ぶ学校
  • 専門:「資格」を取るために学ぶ学校

という風に見ると違いがわかるのではないでしょうか。

 

ただし、専門学校は資格を取るための学校なので「スキル」を学ぶことはできません。

一方で短大は「スキル」が学べるうえに資格の取得も目指せます。

両校の違いは「卒業後の選択肢の広さ」にあります。

短大を選ぶ人=目標が見えている人

上で書いた通り、短大は「スキル」を学びたい人が選ぶ学校です。

そのため、高校卒業後の進路、さらにその先の目標まである程度見えている人が学力に関係なく進学先として選ぶ学校とも言えます。

 

  • 早く就職したいから「スキル」を学びたい
  • 仕事に役立つかわからない学問よりも「スキル」を勉強したほうが実用的
  • 早く正社員になってお金を稼ぎたいから「スキル」を身につけたい

など、「スキル」を身に着けたい理由は人によって様々ですが、就職後の活躍という目標がある人が短大を選ぶのです。

 

  • 卒業後就職するかわからない(研究職など)
  • 就職以外の生き方も選択肢にある
  • 就職以外のの道を探す時間が欲しい

など、時間とお金に余裕がある、すぐに就職しない、就職するかまだ分からないといった人は大学に進学しても良いでしょう。

 

しかし多くの方は大学、短大、専門学校を卒業した後に就職をすると思うので、「スキル」を身につけていて損はありません。

「スキル」を身につけられるのが早いのが短大、という学校になります。

現実的なメリットがあるから進学する人もいる

じゃあ目標がないと短大に進学してはいけないの?と思う方もいるかもしれませんが、現実的なメリットがあるから短大を選ぶ方もいます。

  • 大学よりも学費が半分で済む
  • 学生生活の間の生活費なども半分
  • 卒業に必要な単位が半分

 

短大は専門学校と違い、進学後のミスマッチが起きた場合、路線変更が容易ではありません。

受ける授業は学校が指定して自分で選べない、そもそも目指す資格以外の勉強ができないので、勉強の路線を変更する場合は専門学校を辞めて学校を変えるなど、金銭的にも精神的にも負担が大きいです。

一方で短大は専門科目の内容が合わないと思ったら、授業を組み替えればすぐに別の専門科目を学ぶことができるので、大きい負担はありません。1年もしくは半年、学校によっては4半期ごとに授業を組むという作業は発生するので、そのときに受ける授業を変えるだけです。

 

そのため、現実的なメリットがあるから短大に進学する人も少なくありません。

授業を組み替えながら卒業後の目標を探すことができるので、目標がないから短大に進学してはいけないことはありませんので安心してください。

短大に行くと就職できない?

「短大は中途半端だから大学や専門学校よりも就職できない」

という意見を見たことはありませんか?

これはそもそも前提が間違っており、

「就職できるかは学校の種類で決まるわけではなく、進学後に学校で何をするか」で決まります。

 

どれだけ偏差値の高い学校に入学しても全然勉強してない、遊んでばかりだった人は就職できませんし、短大、専門学校で勉強や学校生活を充実させていた人は就職できます。

企業によっては募集条件に大卒を設定している場合もありますが、その企業に応募ができないだけで、就職自体は別の企業でもできます。

最近はこういった企業も経験やスキルを重視しているため、新卒では応募できなくても転職で目指すこともできます。そのため、学歴にとらわれすぎて進学先を限定しすぎないようにしましょう。

まとめ

最初にも書きましたが、短大は頭が悪いから進学する学校ではありません。

大学や専門学校と進学する目的、学ぶ内容が違う、目指したい目標があるから短大に行く、という表現が合っているかなと思います。

 

もし、就職に重きを置いていて、学問としての勉強ではなく実学的な「スキル」の勉強がしたい、専門学校で資格を取るだけでなく仕事ができる人、「スキル」を身につけて活用し、活躍できるようになりたいということであれば、頭の良し悪しや偏差値の高い、低いに限らず短大は進学先としておすすめの学校となっています。

会社は学歴、年齢よりも社歴の長さが重視されます。

であれば早く社会に出て仕事で活躍できる「スキル」を身に着けられる学校を進学先として選んでみてはどうでしょうか?