高校卒業後の進路を考える時に、進学するか就職するか悩む方もいるかと思います。
ただどちらを選べばいいか悩んでしまう、決めきれないためこの記事をご覧になっているのではないでしょうか。
今回は進学と就職、それぞれの特徴をご紹介します。
進路選びの参考にしてみてくださいね。
目次
進学するメリット・デメリット

進学する最大のメリットは就職、就職に限らず選択肢が広がるという点にあります。
学費がかかる、社会人になるのが遅くなるのでしっかり収入が得られるようになるのが遅くなるというデメリットもありますが、これらを上回る経験ができますので、進学を選べる環境があるのであれば進学するのがおすすめです。
就職するメリット・デメリット

就職する最大のメリットは早くからまとまった収入を得られることです。
ただ、高卒で正社員の求人は数が多くなく、給料も高くありませんので、月の収入だけで言うと学校に行きながらアルバイトをすれば稼げる金額と大きく変わらないことも。
大学や短大に行きながら高卒の正社員の収入よりも稼ぐ人もいますが、正社員であれば福利厚生や賞与、待遇がアルバイトよりもいいので一概に比較することはできません。
進学することで発生するお金もありますので、進学せず就職するほうがお金のゆとりは出るでしょう。
進学か就職、何を基準にしてどう進路を選ぶべきか
早く収入が欲しいなら就職
ご家庭の事情で早く就職する必要があるなど、早く収入が必要な場合もあるかと思います。
進学できる状況がないのであれば、就職をして早く社会人経験を積み、転職するという方法もあります。
また、高校卒業時は就職して将来余裕が出たタイミングで改めて進学する方法もありますので、無理に進学するのがすべてではありませんよ。
進学したほうが選択肢が大きく広がる
もし、少しでも進学できる環境があるのであれば進学したほうが、高卒で就職するよりも進学した後に就職したほうが、就職の選択肢が広がります。
特に正社員での就職を希望する場合は大卒、短大卒以上の求人が多く、高卒時はいきなり正社員での就職はできない場合もありますので、求人の選択肢の数が大きく違います。
高卒での就職は選択肢が限られているうえに、就職活動で採用試験を受けられる会社の数も限られています。
大学や短大、専門学校に進学した後の就職活動では制限なく自由に採用試験が受けられるので、就職後のミスマッチを防ぐことにもつながりますので、進学できる環境があるのであれば進学をするのがおすすめです。
お金の問題で進学が難しいということであれば、ご両親含めご家庭の収入に関わらず入学金、授業料が免除になる、返済不要の給付型奨学金もあります。
進学してから就職したほうが初任給が高い
高卒で就職するよりも大学、短大を卒業してから就職したほうが初任給が高く設定されている、
昇給の幅も大きいといったメリットがあります。
昇給は入社後の活躍で変わるので高卒よりも昇給するとは限りませんが、採用区分によって昇給幅が違うこともあるので、進学してから就職する方がメリットはあります。
早く就職したいのであれば短大への進学がおすすめ
早く就職はしたいけど、高卒で就職するよりも選択肢を広げたいのであれば短大への進学をかんがえてみませんか?
短大は
- 大学よりも2年早く就職できる
- 仕事に役立つ資格だけでなくスキルが身につく
- 短大卒の求人に応募できる
という特徴があります。
そのため、大学よりも早く働き始めることができ、学費も半分で済む、高卒よりも就職の選択肢が広がるなど様々なメリットがあります。
もし、就職するか進学するかどちらも選べる状況であれば、進学を選ぶほうが良いです。
ですが、進学できる状況でないのであれば就職しましょう。
高校卒業は大きな進路選択のタイミングですが、就職した後も進学することはできるので、今のご自身の状況をみて決めるのが良いでしょう。