高校生のみなさんの中には
「医療事務に興味があるけど、専門学校に行く意味はあるの?」
という方もいるのではないでしょうか。
今回は医療事務員を目指す上で専門学校に行く意味があるかどうかについてまとめましたので、
進路選びの参考にしてみてくださいね。
目次
結論:医療事務の専門学校に行く意味はある?
結論からお話しすると、医療事務の専門学校に行く意味はあります。
- 自分だけで勉強する自信がない人でも体系的に学べる
- 実務的な授業や実習を経験できる
- 資格の対策講座や就職サポートも受けられる
など、通信講座や独学では得られない様々なサポートを受けることができます。
一方で医療事務の資格は独学で取得することもできますし、資格を取得していなくても医療事務員として働くこともできます。
現場では働く上で医療事務員の資格を持っているのが通例となっている面もありますが、持っていないと働けないということはありません。
ただ、実習などを経験してないと働くイメージが持てない、資格取得に向けてのモチベーションが保ちづらいといって面もありますので、資格取得と現場を経験できるという意味で医療事務の専門学校に行く意味は大いにあります。
一方で
- 「医療事務以外にも興味がある分野がある」
- 「医療事務1本で決めきるのはちょっと怖い・・・」
という方は専門学校に進学することで失敗してしまうリスクもあります。
そのため、医療事務の専門学校に行くメリットとデメリットをチェックしておきましょう。
医療事務の専門学校に通うメリット
医療事務の知識を体系的に学べる
医療事務の資格は通信講座や独学でも取ることができますが、専門学校は資格取得までを逆算して受ける授業内容を決めてくれるので、医療事務の知識を体系的に学べ、効率的に取得することができます。
授業の時間割も専門学校が決めてくれ、その中に実習も組み込まれるので、資格取得後の就職も見据えた授業を受けることができます。
実務的な授業・実習が経験できる
通信講座や独学だと、医療事務の実務的な内容の学習や、医療事務の実習を受けることが出来ません。
医療事務の専門学校であれば実際に医療事務として働いていた先生から実務に基づいた授業を受けることができますし、授業カリキュラムの中で実習を受けることもできます。
医療事務として働くために医療事務の専門学校を考えていると思いますので、実務的な授業、実習を受けることで働くイメージ、また資格取得のモチベーションにもなるでしょう。
資格取得のサポートがある
医療事務の専門学校では資格取得を目指して逆算して授業を組んでくれますが、授業以外にも対策講座や模擬試験で資格合格に向けてのサポートがあります。
これが通信講座や独学だと自分のモチベーション次第で勉強の進みが変わってくる上に資格の対策も自分で行う必要があることから、モチベーションの低下にもつながりかねません。
専門学校からのサポートを受けることで資格取得までのモチベーションを保つことにもつながるでしょう。
就職の斡旋・サポートがある
医療事務の専門学校は病院とつながりを持っていることが多く、就職先の斡旋をしてもらうこともできます。
つながりのある病院以外に就職を希望する場合でも書類の添削や面接練習など、就職活動のサポートをしてもらえることも、医療事務の専門学校に通う大きなメリットです。
医療事務の専門学校に通うデメリット
医療事務は国家資格ではない(必須ではない)
医療事務の資格は国家資格ではないため、資格を持っていなくても医療事務として働くことは可能です。
実際には働く上で必須の資格となっている面もありますが、国家資格ではないため資格が就職や転職の際に強い武器になるとは必ずしも言えません。
もし仕事に困らないように資格を持っておきたい、国家資格なら仕事に困らないだろう!という考えで医療事務の専門学校に通おうと考えているのであれば注意が必要です。
正職員で就職できるとは限らない
医療事務の専門学校は病院とつながりがあると書きましたが、必ずしも正職員だけの求人があるわけではないことに注意しましょう。
専門学校によっては就職率100%、もしくはこれにちかい高い就職率をアピールしている学校もありますが、就職の内訳は正社員、正職員だけでなく、契約社員、派遣社員、アルバイトやパートを含めている場合もあります。
医療事務の求人も正職員以外での採用をしている場合も結構ありますので、医療事務の資格取得に強い!就職にも強い!という打ち出し方をしている専門学校を見る場合は就職の内訳もチェックするようにしましょう。
医療事務以外について勉強することはできない
医療事務の専門学校では医療事務の勉強しかすることができません。
- 「医療事務の資格を取って医療事務員として就職する!他には興味ない!」
と強い決意をしている場合は専門学校でもいいですが、高校生の方の中には
- 「医療事務に興味があるけど他にも興味を持っている分野がある」
という方もいると思います。
もし、医療事務の専門学校に入学して勉強しているうちに自分に医療事務が合わないとなった場合、将来の進路の軌道修正をするのであれば学校を変える必要があります。
そのため、医療事務以外の選択も持ちたいという人にとっては、医療事務の専門学校を選ぶことが必ずしも最適な進路になるとは限らない、ということを覚えておきましょう。
専門学校ではなく短大に通うのもアリ
医療事務の専門学校は医療事務以外の勉強ができず、将来の進路の選択肢を狭めてしまう可能性があります。
もし、「医療事務の資格を取って医療事務員として就職する!他には興味ない!」と言い切れる自信がない方は短大を進路の選択肢に入れるのがおすすめです。
医療事務の資格は短大でも取得を目指すことができますが、専門学校と違い、
- 医療事務以外の専門分野も学べる
- 学校を変えなくても授業の組み換えで勉強の軌修正ができる
- 大学で学ぶ教養科目について勉強することもできる
など、医療事務員を目指しつつ将来の選択肢を増やすことができます。
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